アラサー干物女、旅をする。

自称、根暗なポジティブが書く旅ブログ兼のほほん日常日記。現在、中南米にてスペイン語に悪戦苦闘!

北アルゼンチンにあるウマワカ渓谷 ここから標高高め!高山病に注意!その3

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ウマワカ渓谷最終日。

 

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④ウマワカ

目的地はウマワカの街から、サリーナスグランデスのように、呼び込みに自ら捕まり、車でCerró de 14 Colores (14色の丘)へ行きます。

ペルーのレインボーマウンテンの縮小版かつ、車で行けちゃう簡単な感じです。

ただ、標高が4350mなので、高山病に気をつけてくださいね!

 

さて、今回はバンではなく、ジープでした!

サリーナスグランデスのミニツアーもそうですが、ドライバーは一切英語が話せません。

かつ、旅行客もチリ人かアルゼンチン人ばかり。まだ知名度が低いんですよね。

 

ウマワカでは、私、バネ、アルゼンチン人カップル。

もう私の存在はないものとして扱われているかのように、色んな会話や説明が飛び交っても、現地人のスピードでは到底理解できません。

 

ちょっと悲しかった。。

というか、完全なる疎外感。笑

まあ、景色がきれいだったので目を瞑ります。

 

気を取り直して、ジープを走らせ、周りの景色を楽しみながら、どんどん登ります。

 

疎外感に伴い、どんどん雲が多い方に進んで行ってる模様。笑

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そして、どーーーーーん!!!

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車を降りて4360mと書かれた石があり、そこから10分くらい坂を下るとこの景色に近づくわけです。

 

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バネとわたし。

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滞在時間は45分くらい。

曇ってたけど、ひたすら感動。

 

そして、下るのは簡単だった坂。戻る時がたいへんです。

 

標高のせいで息があがって、中々しんどい。笑

 

アルゼンチンカップルの彼氏は中々のマッチョですが、ひょいと抜かし、ささっと登り切る私。笑

 

体力が基本ないので、中々いい気分。笑

前日のサリーナスグランデスの標高で体が慣れたのかな?

 

街に戻る時は、動物たちに出会えました!

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これはビクーニャという動物。

中々レアなので、こういう自然に行かないと見れません。

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無事に街に戻り、ここからご飯を食べようとしましたが、あれはいやだ、これは食べれない、という技を出され、もう野菜とフルーツだけでいいわ。との結論にいたり、がっつり食べたかった私はウマワカで食べるのは諦め、フフイに戻ってから食べる気がいたのが悪夢の始まり。

 

と言うのも、もうその日にアルゼンチンを出てチリに入るので、アルゼンチンペソをあまり持っていなかったこと。

 

米ドルを両替してくれるところがほとんどなかったこと。

 

米ドルでの支払いもできなかったこと。

 

結局フフイに着いたのがまあまあ暗くなってから、かつ、フフイの宿にブランケットを忘れてくる私の確認不足、バスターミナルからセントロまで遠いのでバスに乗る必要があること、などなど色んな要因が重なり中々食にありつけないんです。号泣

 

朝ごはん足りないなーくらいだったから、お腹空かせては元気が出ません。 

 

バネも生理痛でつらいしイライラしてるのに、スピリチャルかつナチュラリスト(言葉があってるかは不明)なので、薬は飲まないとのこと。

 

生理中の理由のないイライラをぶつけられる男性の気持ちがちょっとわかりました。笑

 

もうちょっと時間はあったのですが、フフイのセントロまでブランケットを取りに戻る必要があったこと、がっつりご飯が食べたかったことを理由に、夕方前にウマワカを離れます。

 

ここでバネとはお別れ。

寂しいような、内心ホッとするような。

バネはスペイン語が話せない私をずっと助けてくれました。

 

ただ、ここに書いてない部分でかなり大変で、最初はスペイン語のいい勉強になるなーとか思ってましたが、結構大変でした。笑

 

改めて一人旅の良さと、誰かと旅することのメリット、デメリットを感じました。

 

決してバネが悪いわけでもなく、むしろ感謝でいっぱいだけど、今回は先にアタカマ行きのバスを予約してたので日程が限られていたこともあり、一緒にウマワカを回るにあたり、バネだけの意向を全て優先するわけにはいかなかったんです。

 

状況に応じて旅の仕方、ペース、お金の使い方が変わってくる。

こればっかりは仕方がない。

それでもいい旅をバネと共有できたと思ってます。

ちょっと愚痴りましたが、今度はバネのベストコンディションかつ、私のフレキシブルな時に改めて会いたいです!

 

そんなこんなで、バネとお別れしてフフイ着。

なぜか、旧バスターミナルに着いたので、新バスターミナルに行く場合は大きいバス会社を選んで、どのターミナルに着くか確認した方が良いです。

 私はたまたまブランケットを忘れてセントロに戻る用事があったので、セントロにある旧ターミナルに着いてラッキーでした。笑

 

ただ、ここから悪夢は続きます。笑

 

全荷物を背負った上でのこの移動はかなりきつくて、フフイのセントロでもカードを切れるレストランは少ないと教えられ、すでに暗かったのでセントロを荷物持って歩くより、新バスターミナルで食べようとローカルバスに乗り向かいました。

 

ところがどっこい。

バスターミナルは食べるところがカフェしかなく、カードも米ドルも使えないと言われるじゃないですか!

 

大きくてきれいなバスターミナルだから、期待していたのに。。

コンビニもだめ、どこもだめ。

 

泣きかけながら、インフォメーションのおじちゃんに事情を話すと、

 

ここはアルゼンチン。アルゼンチンは米ドルを欲しがるから、そこのカフェで米ドルで払えるよ、と。

 

すでに米ドル使えないと言われているが、ここの人がそう言うんだもん。

期待するよね。

 

カフェの店員さんが悩んだあげく、

答えはNo.

 

おじちゃんも私に大丈夫と言った手前、どうにかしないとと思ったのかちょっと待っててってどこかへ。

 

私の10ドル持って消えたよーなんて心配してたら、アルゼンチンペソと別のおじさんを連れてきて、

こいつが悪の根源だ!!!って、ここのバスターミナルのボスを連れてきたんです。笑

 

そんなことより、アルゼンチンペソに変えてくれたのと、かなりの空腹で泣き出す30歳。笑

 

君はもうこれだけお金があるから、たくさん食べなさい。

 

って注文までしてくれて、ちゃんと温めてこの子に出してあげてねって優しいおじさん。

 

ただのホットサンドとコーラ。

 

これだけでまた涙が出るほど嬉しかったことか。

 

と言うのも、それから朝3時のバスに乗り、アタカマにお昼に着く予定なので、お昼まで食べれないとか絶対に無理。

 

チリペソも現地調達とか色々考えると、頭おかしくなるレベルで何か食べないと!ってことしか考えられなくて、笑

 

感謝の気持ちを込め、残ってるアルゼンチンペソ全てでおじちゃんにコーラを買ったら、

 

これから長旅が始まるんだ。

君が飲みなさい。

 

って。

また泣く30歳。笑

 

そう言って、おじちゃんは優しいハグ。くれて家に帰りました。

 

精神的にも疲れ、空腹がプラスされて、もう色々嫌になってた私でしたが、おじちゃんのおかげで元気なりました。

 

やっぱり旅は楽しいばかりじゃないけど、こういう困難も含めて、私は旅を楽しんでるなって実感します。

 

本当に出会いに感謝です。